滋賀県大津市のNPO法人 ALSしがネット/訪問介護事業所・居宅介護支援事業所 もも

2018. 8. 18 Aだより

8/5(日)
新しいネクタイ買ったのと吾問えばお父さんのと夫は答える
礼拝中ときどき吾の手足をばマッサージして世話する S姉 (同じ格好で車いすに座っていると腕や脚が、痛くなったりしびれたりします。手足の場所をずらしてもらうだけでとても楽になるのですが、Sさんはマッサージまでしてくださって、感謝でした。)

8/6 (月)入院
(ナースコールを押すための ) 手首台に巻きたる不織布穴あきて変えてもらえば気分も新た

8/7(火)
肺活量 0.02 (L)増えており技師も主治医も吾も喜ぶ

8/8 (水)
教室で初めて作りしハーバリウム (空き瓶にオイルとドライフラワーを入れたもの ) 持ちて職場の同僚来たる
わが窓に大きオニヤンマ訪れて母の窓にはカマキリ来たる
カマキリの体の緑美しと神の恵みを母は喜ぶ

8/9 (木)
友くれし梅のゼリーはガラス製の器に入りて涼感届く

8/ 10 (金)
(鎖骨の下あたりに埋め込んでる )点滴のポート一年経たたぬ間に つまりて五回目の手術を受ける
旧ポート抜去なかなか 新しき場所は血管細くて難航
し方なく元の所に新ポート二時間半の手術となれり
針を刺すメスで切り裂く押し付ける糸を引っ張る痛さもいろいろ

8/ 11(土)
同窓会始まっているなと思うとき友より電話参加者の声
七時過ぎ夜のとばりが下りてくる八月十一病院の窓

8/ 12 (日)
弟と姪が見舞いに来てくれて話しをすれば成長伝う 

8/ 13 (月)
子の友がパデシエとなり作りしとクリーミーなプリン友また持ち来る
友の読む短歌プリント聞きおれば義父のこと詠む歌数首あり

8/ 14 (火)
昨日までなかった出血じわじわと縫合の端からにじみ出るなり
出血を拭いてもらおうとナース呼ぶその時隣人痰を詰まらす
吾の出血隣人救うそのために主が備えしとひとり感謝す

8/ 1 5(水)
老婆なぜ軍歌歌うか満州の地に戦死する兄がありしか
この先も新し軍歌いらぬなり歌は神への捧げものなり
ギャッジアップしてもらって見る窓の端に稲田の黄緑そこし美し

8/16 (木)
外科医来て縫合一針やり直し外来に来ればすぐ見るという (心配なときは、外来へ来ればすぐにみてあげる、長時間外来で待つのは大変でしょうから。といって下さる )

8/ 17 (金)退院
ざるそばを食べたくなって店に寄る味が今一コンビニの勝ち
学生の時に食べたる割子そばそれより旨いそばまだ知らず
店を出る人の仕上がりちょっと変 吾のカットもやはりやや変
首の保持自力でできずカット中 夫に頭支えてもらう
在宅中 (点滴のボートが詰まらないように )ヘパリンロックするために訪問看護師来たりで相談

8/ 18 (土)
涼しくてエアコン止めて窓を開けて耳をすませどコオロギいまだ
ご飯切れフレンチトースト作ったと娘言うなりそもまた旨し

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