滋賀県大津市のNPO法人 ALSしがネット/訪問介護事業所・居宅介護支援事業所 もも

2019. 2. 9 Aだより

ハレルヤ

肺機能が低下してきて、長いフレーズの話しがしんどくなりました。人工呼吸器をつけて声を失うことにも恐れを感じます。しかし、神様がどんな助けを備えて下さるのか、楽しみ喜び、主をほめたたえたいという気持ちもあります。そして、神様は、今週も私に希望を与えて下さいました。

視線入力対応版意思伝達装置「ハーティー・ラダー」の設定が進み、使い方がわかってきました。今週は、パソコンとスイッチをつなぐインターフェースが修理されて、スイッチが使えるようになり、訪問リハビリの PTさんが、開発者の吉村さんとチャットでやり取りして、吉村さんが、私のパソコンを遠隔操作してくださり、途中からは、装置の中の文字盤の使い方を教えてくださって、私も吉村さんと直接やりとりができました。(火曜日はスイッチが私の使いやすい形状になってなかったので、私が視線で文字盤の字を見つめ、PTさんがスイッチで確定してくださるという方法。金曜日はスイッチも自分で押せるようになりました。)

視線入力対応の意思伝達装置は、市販品もありますが、50万円から150万円ととても高価です。それに、公的な補助を受けるには視線しか使えない段階にならないと申請ができません。申請が通るまでに時間もかかります。

その点「ハーティーラダー」は、吉村さんが開発して無料で提供してくださっているソフトウエアなので、それをダウンロードして、視線を感知する装置 (トビー Eye Xを個人輸入 ) をパソコンに貼りつけて、パソコンの向きを調整すれば、いろいろな設定が必要ですが、とても安価に導入できるのです。

私は訪問リハビリで来て下さっているPTさんがパソコンに詳しく、また、熱意を持っていて下さったので、ホームページで導入の仕方を学んで下さり、それでもうまくいかないときは、開発者の吉村さんに遠隔操作で助けていただいてここまでやって下さいました。本当に感謝しています。このような協力者がどの患者さんにも見つかると希望が持てます。

OTさんがその力量をつけて下さると助かりますし、パソコンボランティアの方が見つかると良いと思います。

 

2/3 (日)

わが心ふさぐ石をば取りのけて主の栄光を見るものとならむ

ケーキ類唾液とられて食べにくし しかしおかきはまだ食べられる

両側に座りし夫と牧師夫人吾 (あ)の世話しつつ (総会の)資料をめくる

2/4(月)

別府の湯一度浸かりしことあれどバスクリンでは記憶戻らず

2/5 (火)

インターフェイス直りて視線もうまく合い意思伝達に光が見える

1時間の予定が 2時間過ぎてゆき身重のPTの守りを祈る

吉村氏と直接話すうれしさよわれの世界はまた広がりて

2/6 (水)

家にあれば袋たたいてつぶすナッツ デイでは小さきすり鉢でする

一口め苦み感じるオレンジのゼリーはデイの手作りおやつ

腕まくりするはナースの習い性暖かいゆえ今日は楽そう

2/7 (木)

「Aだより」読者増やそうと思ってるとナースは言えりうれし恥ずかし

2/8 (金)

へパリンの注射終わりて「祈ってて下さったでしょう」とナースは言えり

何であれ誰でありとも主の助け祈るはキリスト教徒の習い

2/9 (土)

血圧の下が 90以上あり心配しながら入浴サービス

寒波くる冷たき手にはミトン形なべつかみはめ春を待つなり

あす礼拝たくさんの美に出会いたしそして聖なる装いをせむ

2/ 11草津町づくりセンターでの聖会に参加する予定ですそれで、京都での ALSの市民講座には残念ながら参加できません。どちらの会も盛会となりますように。

ではまた。シャローム。

 

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