滋賀県大津市のNPO法人 ALSしがネット/訪問介護事業所・居宅介護支援事業所 もも

2021.10.16 Aだより

ハレルヤ!

いつも喜んでいなさいと聖書は命じますが、今週は気が滅入る日がありました。
それでも、神様の励ましがあったので、今は喜んでいます。

今日紹介しようと思ったのは「How Firm A Foundation」(「何と強い土台」)、ジョン・リッポンによって
1787年に出版されたキリスト教の賛美歌です。この賛美歌の明白なテーマは、激動の世界で
神が私たちに提供する確固たる基盤です。リッポンは、どんな状況にあっても、わたしたちを穏やかに励まし続ける
主の強固な基盤に頼ることができるという事実を喜んで曲にしました。
この曲のギターとフルートによる演奏が入ったアルバムをアマゾンプライムミュージックで毎晩聞いています。
ほかの讃美歌もとてもきれいな演奏がされているのですが、残念ながらユーチューブにはありませんでした。
でも、探しているうちに同じ題で違う曲のユーチューブを見つけました。映像に私は感動したのでそれを紹介します。
イエス様は教え、助け、慰めてくださる方。私もイエスさまにハグしていただきたいなあと思わされます。

10/10(日)

西の湖の畔で介護の仕事する友が撮りたる夕日美し
対岸の山のふもとに義父義母(ちちはは)のいた信愛館あれば懐かし
西の湖の園地に桜見に行きぬ がん再発の義父(ちち)を誘いて
このような交わりしたくて「ハレルヤ食堂」始めたことを思い出すなり
コロナ禍で聖餐式も愛餐もできないことは残念至極

旧約5、新約1章、1詩篇、使徒信条の学びを1章
聖書読み、牧師のブログ、祈りする、これが私の午前の日課
この贅沢ALSで寝たきりで、家事も仕事も免除されてて

父亡くなり17年目の法要に夫出かける 吾行けずとも
ライン来てビデオで叔父、叔母、弟といとこの顔も見れてうれしき

周五郎「百足ちがい」は示唆的で、私もこれを見習うべきと
めんどうだ 人の気持ちは難しい 草枕冒頭思い出すなり
文豪の文すごいなあ 難しき言葉多くもユーモアもある
ユーチューブ、ショパンの曲をしばし聴き 芸術はえらいと納得すなり
夏目漱石「草枕」より
山路やまみちを登りながら、こう考えた。
智ちに働けば角かどが立つ。情じょうに棹さおさせば流される。意地を通とおせば窮屈きゅうくつだ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高こうじると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣にちらちらするただの人である。
ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。
人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容(くつろげ)て、束つかの間の命を、
束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降くだる。
あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故えに尊っとい。
住みにくき世から、住みにくき煩いを引き抜いて、ありがたい世界をまのあたりに写すのが詩である、画である。
あるは音楽と彫刻である。こまかに云えば写さないでもよい。ただまのあたりに見れば、そこに詩も生き、歌も湧わく。
着想を紙に落さぬとも鏘(きゅう)そうの音は胸裏に起おこる。丹青は画架に向って塗抹せんでも五彩の絢爛は自ずから心眼に映る。
ただおのが住む世を、かく観じ得て、霊台方のカメラに澆季溷濁(ぎょうきこんだく)の俗界を清くうららかに収め得れば足る。
この故に無声の詩人には一句なく、無色の画家には尺(せっ)けんなきも、かく人世を観じ得るの点において、
かく煩悩を解脱するの点において、かく清浄界に出入し得るの点において、またこの不同不二の乾坤を建立し得るの点において、
我利私慾の覊絆(きはん)を掃するの点において、――千金の子よりも、万乗の君よりも、あらゆる俗界の寵児よりも幸福である。
世に住むこと二十年にして、住むに甲斐ある世と知った。二十五年にして明暗は表裏のごとく、日のあたる所にはきっと影がさすと悟った。
三十の今日はこう思うている。――喜びの深きとき憂いいよいよ深く、楽しみの大いなるほど苦しみも大きい。
これを切り放そうとすると身が持てぬ。片づけようとすれば世が立たぬ。金は大事だ、大事なものが殖えれば寝ねる間も心配だろう。
恋はうれしい、嬉しい恋が積もれば、恋をせぬ昔がかえって恋しかろ。閣僚の肩は数百万人の足を支ささえている。
背中には重い天下がおぶさっている。うまい物も食わねば惜しい。少し食えば飽き足たらぬ。存分食えばあとが不愉快だ。……

10/12(火)

ずっと上を向いて寝たきりで、肩と首が凝って、頭もいたくなると、目を開けているのがつらい。
気分も落ち込む。涙が流れる。ナースは訳が分からず心配してくださる。
「肩と首と頭が痛い。あずきの力で肩と首を温めて。」と頼む。
人肌より少し温かい『あずきの力』はとても気持ちがよい。眠りにつく。目覚めると、頭痛は軽減。
血行促進は効果大!そしてさらに嬉しいことが。
気が滅入る ヨナの気分でむなしくて、それでも神はしっかりせよと
慰めが必要ですと祈りして、メール開ければ友からメール
この友のメールとっても嬉しいの 祈りにこたえる神を感じて
気切から痰が溢れて肩辺り随分濡れてしまった夜中
夜勤ナース少ないのにOさんTさんと着替えをさせてくれる優しさ

10/13(水)

藤本満「私たちの使徒信条」より
赦しは人生の大きな問題。私たちは生きている限り、何らかの形で傷を受けるから。
そのとき、いったいどこまでその問題を引きずるのか。どういう方向を提示するか。
自分は赦せるか。どのようにしていやされていくか。
仲間を赦さなかったしもべのことが王の耳に届き、しもべは牢屋に入れられてしまう。
私たちは自分に対して負いめのある人を赦さないなら、「赦せない」という「怒りの感情の牢屋」に自分自身を閉じ込めることになる。
イエスが言われることは、―自分も赦されるべき人間であり、罪人であり、そして自分は赦されている、
神によって5千億円という負債を免除していただいたということを、いつもどこか頭の隅に留めておきなさい。
そうすれば自分が理不尽なことばで傷つけられたときに、自分自身を怒りと恨みの感情の中に閉じ込めることがないように、
少しでも祈ることができるだろう。そして、そのような難しい状況に立たされたら、赦せない、忘れられない自分を責めるのではなく、
その悲しみをいやすことができるのは、私たちの心の内に新創造をもたらす聖霊の力以外にないと、主の前に静かにひざまずくことだろう。

「我は罪の赦しを信ず」と、罪の赦しを意識して告白するとき、私たちは人に対する怒り、不愉快な気持ち、
批判された悔しさ、そうした心の中の卑しい思いを全部捨てようとする。
そして、「主よ、どうかあなたの恵みの大きさを私の心の底まで届かせてくださり、
何とかして、人から受けたさまざまな傷を、それに対する怒りの思いを、捨て去ることができますように」という祈りなくして、
キリスト者は成り立たない。そのことをなしてくださるのは、神の全能の力とあわれみのみわざによる以外にない、と信じて告白するのである。

今日のシャワー 痛みも痒さもなくすぎて、顔にも水がかからず終わる
リーダーは師匠といわれるEさんで、配慮もばっちり、さすがは師匠
体重が700グラム増えていた うれしいきもち 減るより増えるは
育休で久々担当するナース、でも歯磨きがとっても上手

10/14(木)

T姉も「しお茶」のファンとふ きっと今日も感動している吾のごとくに
母、義父母、中沢先生、三浦夫妻、河島夫妻に松村姉に
先に逝く先輩諸氏を思い出す その中に父おるかおらぬか
心筋梗塞の痛みの中で主の聖名を呼んでくれたか 呼んでほしきな

10/15(金)

モンゴルでエーデルワイスの群生をみたこと思い出したとO姉
モンゴルでは乾燥させたその花は枕入れる頭痛の薬
白の意のヴァイスと高貴のエーデルが合わさり花の名前となりぬ
『大切な思い出』という花言葉  他にも『勇気』『忍耐』もあり

「サウンドオブミュージック」の中の名曲で教科書にも載る美しき歌
ナチスから逃れてアルプス越えをする 反戦メッセージ込められている
この歌をナース呼ぶのに使ってる 高音にセンサー反応すれば

10/16(土)

へブル書がとても新鮮 そはきっと聖霊様の働きならむ
再臨の日はうれしいか悲しいか その分かれ道主への信仰

ショパンコンクール3次予選の演奏を 寝ながら聞けるすごい世になり
しかし他方戦乱の国多くあり 音楽なんて縁なき日常

どうしたら世界に平和は来るのでしょう。今日も、みこころが天で行われるように、 地でも行われますように。
と祈りつつ。シャローム。

 

 

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