滋賀県大津市のNPO法人 ALSしがネット / 訪問介護事業所・居宅介護支援事業所 もも

2023.9.2 Aだより

ハレルヤ!
9/1はスーパーブルームーンという、いつもより15%も大きく見える満月の日でした。
何人かの方がその写真を送ってくださり、美しい月を見せていただきました。
広大な宇宙に整然と配置されて、きちんと運航している星。
その中にいる私たちの小さな悩みにまで介入してくださる神様の不思議と、その愛を感じる1週間でした。
メラ(唾液の持続吸引をする、口に入れている渦巻き状の管)吸いついきて目が覚めてナースコールを押せども鳴らず(腕をぴくつかせて、微小な動きを感じ取るPPSスイッチからナースコールにつなげています。また、音感知のナースコールも設置しもらっていて、アマゾンミュージックでエーデルワイスを流すと、その音を感知してナースコールが鳴るようにもしてもらっています。)

パソコンで警報音を鳴らしつつナース気づいてくれるを待ちぬ(30分)
来てくれたナースが腕に触れたれば、ナースコールが1度なるなり
直ったかと思えどそれは1度きりで また呼びたくても鳴ってくれない
コールが鳴らぬと分かると不安来て 担当ナースを呼びたいと思う
病院に電話をかけて鳴らぬこと伝えてもらおうと思いいたりて
吾家族夜中にしかライン見てくれぬ 誰にラインをしようかと思う
そのときにT姉ラインを給うなり それにすがりて 電話を頼む
この絶妙のタイミングうれし こういうことよくある 神の配慮を想う
接続を見たれどゆるみはなかったが 触っているうち復旧したり

8/28(月)
医師来る 外出の時に持っていく酸素の使いかたを聞いてみるなり
吸引をしてもSPO2 92%より上がらねば「100%酸素」を押せと
呼んでないのに夜勤のナース来てくれる SPO2 96を案じて
92でも気に留めぬナースいるのに Hさん優し うれしくなりぬ

8/30(水)
車いすに乗ると突然告げられて 驚き 急いで要望を書く
手が身体の下にならぬようターバン(輪っか型タオル)を8の字にして腕縛ること
靴下と靴あらかじめ履かせてほし 60度背上げで脚下ろす姿勢で
ドクターとPT,OT.ケースワーカー、ナースたくさん集まってくれ
この人数今までの最高 嬉しいけれど申し訳なし 業務をおいて
NナースとケアワーカーのKさんとで駐車場まで連れてってくれし
温風のような空気がいつも冷たい吾の体に心地よいなり
吾が頭揺れそうなときKさんがおでこを押して支えてくれし
伸び放題の草の中に小さき黄色い花 草を見るのも何年ぶりか
木も草も名前を知らぬものだけど こんにちはと言いたい 会えて嬉しと
葉をたくさんつけて重そうな枝垂れ桜 これが見たかった枝垂れ桜か
写真ではもっと小さき木に見えた 臥龍のような君とは知らず
3階に戻りて交差点のようなナースステーションで半時間過ごす
久し振りにあったナースのおなか膨らみ8か月という 元気に動くと
車いすで1時間半座れたり 帰りも多くのナースで移乗
ナースらと記念写真も撮ってもらう それを送りし友らも喜ぶ
9/7に車に乗ってドライブする予定と聞けり、(付き添ってくれる)Iさんに伝える
その日は予定が入ってるのを聞いていたのに忘れていたり 師長も吾も
その予定キャンセルすると言ってくれる 申し訳ないこちらのミスが
大学の同窓会幹事の二人 その日に様子見に来るとふ
腰上げずに差し込める便器(らくらくクリーン)大枚をはたいて注文1月迷い

8/31(木)
吸引の練習をしにI姉妹来てくれたなり 会うは4年ぶり 感謝となつかしさ
師長さんが指導してくれる 質問をするのが的確さすがはナース
自由な会話する時間なく帰られた もっと話がしたかったのに
夜中に注入がもれて、背中の枕とパジャマとシーツを替える大事件
洗濯もの取りに来てとラインしても反応がない、見るのは明日の夜中か
ラインせど既読すらつかぬ吾が夫に着信知らす スマートウォッチ注文
「ひまわり」をやっと観るなり あの花の下に幾万の戦争の犠牲者

9/1(金)
今日の月は満月の中でも、「スーパーブルームーン」と呼ばれる特別なもの。
スーパームーンとは地球と月と太陽が直線上に並び、楕円軌道の月が地球に最も近づくために
普段より一回り大きく見えるお月さま。
そしてブルームーンは太陽暦1ヶ月のうちに2回目に見られる満月のことを言います(今月は2日も満月でした)。
このことを伝えし友からそれぞれの満月の写真送られてくる
かぐや姫が帰りし月はこのような大きい満月の時かと思う
天女着る羽衣は月に染められし雲切り取りて作りしものか
風鈴と虫の音ききつ8月のブルームーンを眺めしと友

9/2(土)
今、信楽の陶芸の森で、特別展「岡本太郎 アートの夢-陶壁・陶板・21世紀のフィギュア造形」
~大衆にじかにぶつかる芸術を~が開かれています。大塚美術館の陶板につながる素地を岡本氏が造られたようです。
見に行きたいなあ。ここからすぐ近いのですが、自由に外出できぬ身の悔しさ。
12月17日(日)までです。よろしければおでかけください。
では、シャローム。

 

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