滋賀県大津市のNPO法人 ALSしがネット/訪問介護事業所・居宅介護支援事業所 もも

ホーム

NPO法人 ALSしがネット/訪問介護事業所・居宅介護支援事業所 もも

NPO法人ALSしがネットから

 葛城(理事長)の知人AさんがALSに罹り闘っておられます。3年ほど前からメールを送ってきてくれています。本人の同意を得て、時々の思いを紹介させていただきます。


2018 .4.14 Aだより

ハレルヤ
2泊 3日で、淡路島と徳島に連れて行ってもらいました。四肢マヒの私を連れての旅はとても大変で、おしりの圧をとるために姿勢を変えるのをだけでも、腕支えのクッションをどけて、ヘッドレストにつけてもらったクッションを固定するためのひもを外してもらう必要があるので、めんどくさいことこの上もありません。家族はかなりのストレスを感じたと思いますが、よく頑張ってくれて、車いすに座ったままで尿器を使うという技も身につけてくれました。天候にも不思議なほど恵まれて神様の守りを実感しました。

4/8 (日 )
召天者の名簿読まれるその中に義母(はは)の名聞けばつと涙出る
娘の帰り待つ 1時間つらけれど主の十字架を思いて忍ぶ

4/9 (月)淡路へ
バタバタと出発すれば忘れ物途中で気づくも神頼みてゆく
山拓き造りし高速 (みち )の途々にミツバツツジが四月を告げる
身障用トイレは広く車いすフラットにして尿器使えり
桜散る春といえども北向きの山は枯色若芽はいまだ
海峡を渡るつり橋 (明石海峡大橋 )万葉の人は嘆くか早過ぎゆけば
街路樹がなんとソテツの道をゆく所変われば木々も変わるか
乗り物の中だけ吾は雨女と娘いう通り下りれば雨やむ 
午後雨の予報であれど下りたてば徐々に晴れゆく海峡公園 (国営明石海峡公園 )
色形まさにいろいろ珍しきチューリップ咲くガーデンあまた
山の上の高速の下列をなし競うがごとく鵜4羽飛ぶ
白鳥のボートの人が餌まけば緋鯉も鴨も後を追うなり
急坂を息切らせつつ車いす押して上れる夫と娘は (淡路花さじき )
車いすの吾は呑気に鶯の声楽しみつ展望台へ
パンフには及ばぬものの一面の菜の花畑眼下に広がる
淡路島なればやっぱりタマネギの天ぷら買いて熱々食す
(ホテルの ) 大き窓に映る海原船々の進みも遅しぼんやり眺む

4/10 (火)徳島
ヴァン・ゴッホ七つのひまわり中心にガイド受けるはわが家族のみ
午前中歩きつづけて疲れ果て険悪ムードの巨大美術館 (大塚国際美術館 )
昼食めば少し元気も回復し現代近代観賞終わる
3度目の来館なれどまた次もゆっくり見たい世界の名画
急カーブ続く道なむ上りゆくそれでも平気よき支えあれば (娘がヘッドレストをさらに改造してくれたので )
眉山とう山の上より眺むれば 10 万ドルの徳島の夜景 

4/ 11 (水)
鶯の声で目覚むるのどかさや山と季節の恵みに憩う
座薬なむ忘れて来れど朝食のあとに催しベッドで排便 (これで安心して過ごせました。感謝。)
(阿波 )十郎兵衛屋敷で人形浄瑠璃 (傾城阿波の鳴門 )に涙しお鶴人形と握手
人形の遣い手 3人吾の手足動かし世話する家族も 3人
徳島の名物ラーメン食べたあと店のおばちゃん声かけ励ます
二車線や三車線の道走り川 (吉野川 )も大きい徳島都会
休み休み家に帰らば降り始めまたもや神の恵みを体験

4 /12 (木)
鼻からの吐く息つまり口あけて出さねばならぬ苦しさ時々
飲み込んだ食物少し残っているとろみつければ飲み込み楽か

4/ 13 (金)
暑くって何ともしんどい時過ごし血圧測れば 172
側臥位も呼吸のために大切と PT教うもなかなかできず
小さい字読むのはいやという母が「デイリーブレッド」の言葉を教う

4/ 14 (土)
口げんかしたる二人を心配し時休を取りて娘は帰る
我々の心の中の嵐をもすでにイエスは静め給ふなり
5月20日 (日)の午後、恒例の「アイリスガーデンパーティー」が東近江キリスト福音教会でもたれます。200種類のジャーマンアイリスと 10種類以上のケーキとバイオリンとリコーダーの演奏がお待ちしています。よかったらお出かけください。

4/16 (月)から 28 (金)まで入院します。では、また。


2018 .4 .7 Aだより

ハレルヤ
首の力が弱くなってきたので、この前の入院中に O Tさんにネックロールを作っていただきました。100均で、ソフトワイヤーを購入し 2本をつないで一本にします。その周りに、バスタオルを巻き付けます。それを首に装着して胸のところでワイヤーをねじります。これをつけると首が前後に倒れても支えられるので楽ですし、安心感があります。今週は家に来て下さる O Tさんに車いすのヘッドレストの両端にクッションを付けてもらって、車に乗っている時に揺れても頭があまり動かないようにしてもらい、PTさんに頭にフィットするように調節してもらいました。知恵を絞って助けてくださる方があり本当にありがたいです。

4/1 (日)イースター礼拝
貴婦人のドレス思わすあでやかな紫フリルのアイリス咲けり
洗礼を受ける姉妹を祝うため親族8人海越え来たる   

4/2 (月)
耳穴に入れる髪の毛かゆくって短く切って透かしてもらう
肩の上透かしし髪の積もれるを滑りて落ちぬ雪崩のごとく
満開のミモザの花を見せむとて写真に撮りてナース持ちくる

4/3 (火 )
飲み込みの筋肉少し弱りくる飲み込みきれず残る不快感

4/4 (水 )
画用紙と思えぬ薔薇の造花貼る紙皿額をデーにてもらう  

4/5 (木)
ひょっとこは鼻がかゆくてあの顔をしているのだと私は思う

4/6 (金)
デイリーブレッドより
あなたはいつくしみぶかくあられ、いつくしみを施されます。詩篇 119 :68
ブラザー・ローレンスの言葉「自分が神にどれだけ愛されているか知っていたら、、、甘いも、苦いも同じように、、、神の御手から受け入れる準備が整っているだろう」

4/7 (土 )
忍ぶれど色に出にける吾が肌はかゆみやあるとナース問ふまで
友人が送りし御言葉われもまた読みつつ感謝涙わくなり
リビングバイブル訳  ヨブ記19章25~27
だが、私は知っている。 私を救うお方は生きておられ、 ついには地上に降り立つのだ。 この肉体が朽ち果てたのち、 私は新しい肉体で神を見る。 そのとき、 神は私の味方になってくださるはずだ!そうだ、その時私の目に映る神は、 見も知らぬお方ではなく、 親しい友人であるはずだ! ああ、何とすばらしい希望だろう。
昨日のデボーションで、ブラザーローレンスの事をよみました。彼は常に主とともにいる幸いを見つけ、その秘けつを身につけた人でした。その著作をぜひ読みたいと思いました。まだお読みでなければぜひどうぞ。
「敬虔な生涯」ブラザー・ローレンス
17世紀の修道士が残した書簡集。飾り気のない表現で理想的な信仰生活とはシンプルに神に従うとにあることを教えてくれる。悪を避け、ひたすら神に従う生活がいかに神との親しい交わりをもたらす幸福なものであるかということが淡々とつづられている。誰にでもわかるような表現で書かれているが、内容はとても深く、聖書とともに座右の書としたい一冊。95ページ 1080円


2018 .4 .1 Aだより

3 /19 (月 )
告知の日出会いしみことば今日も読むこの病をも恵みと信じ
3/ 20 (火 )
心電図、肺の機能も検査受く入院二日目恒例のように
ストレッチャーに寝たまま計る肺活量コルセットなくばよき結果出る(肺活量のグラフが初めて V字になりました。)

3/ 21 (水)
いま円に接する直線描いている空のノートに月と飛行機

3/ 22 (木)
雨続き桜の開花どうなるか長期予報をシリーに問えり
ひと月も前より花見の日について心騒がすわれも業平
世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし 在原業平

3/ 23 (金)
祈り会終えたる友が見舞いきて機能回復喜び給ふ

3/ 24 (土)
外見えず隣人はみな耳遠く点滴もなくリハビリもなし
隣人が大きな欠伸「アー」といえば吾は勝手に「ウン」と呼応す

3/ 25 (日)
転勤をするとうナースお別れを言いに来たりし夜勤の開けに
婚約者連れて吾をば見舞いたる今日の甥っ子頼もしく見ゆ

3/26 (月)
土日の大きな行事済んだあと片づけありて夫は出勤

3/27 (火)
吾が入院しておればこそ集えると組合仲間 3人来る
このところ義父との電話はお花見のことが中心開花始まる

3/28 (水)
お花見の行き先のこと尋ねれば友はパンフを送り給うなり
そのパンフ吾を思いて案内所まで取りに行きたる愛がこもれる

3/29 (木)
リフォームを頼んでおきしワンピースきれいに包みて友持ち来る
いつもいつも優しき工夫が施せる友の作品皆に見せたし

3/30 (金 )
明日行く花見の下見頼むれば検診後でも夫は連れ行く
淡海の海キャンパスにして桜花さらに美し半島の山道
西の湖園地車のままでは行きつけず帰宅後パンフとネットで研究

3/31 (土)
参加者が 20数名集りて西の湖園地の桜楽しむ
酒のない花見であれど喜びと感謝にみちるわれらのシート 
芦原が屏風となりて喧騒を遠ざけるなり水郷の島
波もなき内湖に浮かぶ水鳥の姿もなぎぬ春うららなり
水面に倒れし古木の木末 (こぬれ )にも若葉萌え出ず春の息吹きの
ゆっくりと弧を描くトビよ汝が見れる景色を吾も見まほしものぞ
道端の草花摘みて持ち帰り今日の記念と義父はせむかな
橋の下水郷めぐりの行く船の人もわれらも手を振り交す


「Aだより」のバックナンバーはこちらからどうぞ

ALSしがネットの3つの理念

  1. 利用者さまととともに介護者の支援もできる事業所をめざします
  2. 行政をはじめ関係機関と共に利用者さまとご家族にとって頼りになる事業所をめざします
  3. 難病患者や障がい者が安心して暮らすことのできるような社会をめざし取組みます

 


住所:〒520-0047 大津市浜大津3丁目2番31号
TEL:077-535-0055 / FAX:077-535-0007
E-Mail: kaigo.momo2@ares.eonet.ne.jp 
営業時間:9:00~18:00