滋賀県大津市のNPO法人 ALSしがネット/訪問介護事業所・居宅介護支援事業所 もも

2022.8.6 Aだより

ハレルヤ!
Facebookの投稿より 広島原爆の日に寄せて
「さがしている」
作 アーサー・ビナード
写真 岡倉禎志
童心社 2012.7
8月6日8時15分、ほんの一瞬のことが家族を奪い、子どもたちの未来や笑顔、かけがえのない時間を奪った………いくつか抜粋して引用します。
ー真っ黒な帽子
「タツヤくんの頭をまもろうとしたんだ。なにを勉強したらタツヤくんがいきのこれたか、ぼくはさがしているんだ」
ー錆びついた鍵束(表紙絵)
「がちゃっとあけてがちゃっとしめる……それがおれたちのやくめだった……ひとをとじこめてなにになる?ほんとうにとじこめなきゃならないのはウランじゃないか……。おれたちのやくめをさがしてるんだ」
ー焼けてひん曲がったお弁当箱
「放射能が、じわっとしみてきたんだ………ぼくはさがしているんだレイコちゃんがいえなかった「いただきますを」
ー針が動かない床屋さんの時計
「わたしにとって「いま」は、いつでもあさの8時15分。
ちくたくちくたく「こんにちは」「こんばんは」「おやすみなさい」へまわっていました……略……わたしの「いま」はとまったのです。「おはよう」のあと「こんにちは」をさがしています」
14のモノたちがどれも
「8時15分ピカアアアアアッときました」 
あの日の一瞬を記しながら語り始め、明日への希望と祈りをこめて「さがしている」と結ぶ。
アーサー・ビナードは
「ピカドン」から多くのことを教わった……略………その声なき「ものたち」の声がきこえてくるとき持ち主の暮らし方が見えたりした……じっと耳を澄ませばいつかもしかして自分が通訳をつとめることができるか………

7/31(日)

 ケア終わりユーチューブ見れば講壇に立つ牧師苦しそうなり
 司会する夫は淡々と進め行く 牧師も最後まで語り終えらる
 そのわけを友にたずねて初めから映像見れば 理由が分かる
 祈るしかできないけれど 神様の軍勢きっと取り囲んでる

8/1(月)
8/2(火)
8/3(水)

謙遜がまだわからない私ゆえ アンドリュー・マーレ―「謙遜」を読む

8/4(木)

 雷がティンパニーのごと鳴り渡る 神の怒りと愛がこもれる
 立ち返れ 悔い改めよと呼び給う 自然の驚異の中の主の声

8/5(金)

 長浜に「記録的短時間大雨情報」と避難指示出る 初めてのこと
 土砂災害のハザードマップを探し見る 危険のマーク実家にはなし
 高時川氾濫というニュース見る 畑が茶色い川に変われる
 夕方に避難指示解除 今日一日 ほんとに心配して祈りし
 土砂災害はなくとも川の氾濫も怖いものだと身近に感ず

8/6(土)

 床上の浸水したる家ありと 同窓生らの家もあるやも
 東北の震災の時組合のボランティアに吾もいかむとすれど
 あの時にすでに病は始まりて 毎晩のように脚がつってた

 広島の平和記念式典に行きしは2013年やっと歩けた最後の年に
 資料館に残る溶けた瓦や焼けた服 放射線被害は今も残れり
 戦争はしたくないです ウクライナに早く平和が来ること願う

ではまた。シャローム 

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